観劇ログ(2018/01~/06)
個別記事にしなかった観劇ログのまとめ。2018上半期。
2018/01
劇団レトルト内閣「エピメテウスの眼鏡」
2018年舞台始め!レトルト内閣はいつもちょっとだけ泣かせにきて、人の繋がりの温かさで綺麗に締める作品が多いけれど、今回も憎めないキャラクターばかりで丸く収まってたな〜。
2018/02
鹿プロデュース「おたまじゃくし」
庄内・阪急電車・売れないバンドマン・下町の大工のキーワードをこんなに魅力溢れる幻想世界に落とし込めるのはさすが丸尾さんだな。でもちゃんとリアリティがあって、共感でハッとさせる。
ペダステぶりのしゅーとくんだったんだけど(鹿殺しにペダステキャスト出すぎ)、喋り方めちゃくちゃ菜月チョビみたいでワークショップかなんかうけた?!○○ですやん〜!の言い方がまんますぎて、菜月さん場にいないのに思い出して笑っちゃった。
結末はうまいことまとめたな〜って感じで、鹿殺し本公演特有のもやっとさはない感じ。主要メンバーいないからかな。赤ん坊のマスクがホラー。一部スリップノットと青春パンクその他諸々覚えのある音楽。
2018/03
2018/04
SHOW HOUSE “GEM CLUBⅡ”
ショーって本当に素敵!お芝居・ダンス・歌・タップに殺陣!なんでもできる人、すき!壮一帆さんが男役でハット被ってスーツ着て踊る曲が、も〜〜本当にときめく。女の子の目を惹く所作!素敵!2幕は完全にショータイムだから、見たいもの全部見た感じ。
冒頭でベテラン三人しか残らなかったってメタ発言するのがまた笑っちゃう。中垣内くんとかの懐かしいメンツもいたんだけど、やっぱり気付けば木戸邑弥くん見ちゃうよね。何年越しかな?首の重心が後ろ気味なんだよね。すきだな〜。WSの即興芝居ゲラゲラ笑いました。
タイムリーにグレイテストショーマンの曲もやってたんだけど、やっぱあの映画サントラいいよねって改めて思ったな。
2018/05
ナイロン100℃「百年の秘密」
相変わらずOPの出来が良すぎる。ケラリーノの描く理不尽・不条理って本当にだいすき。まともに会話できないサイコパスばっかりなのに、シュールでコミカルな笑いがキャッチーにしてくれてる。でもやっぱりちょっとこわい笑
家の中と外の光景を同じ舞台上で、それも同時に、ライティングと動きだけで演出するのが良い。同じ場所を使ってるのに、ちゃんと区分けされてて、それがいつしか曖昧になって次の場面に移る。そんなの脳みそとろとろになっちゃう!演者どんな声量で話そうと、引き込まれてるからちゃんと耳が声を拾う。
視覚的擬音とでも言えばいいのかな?効果音的にモブの体の動きをナレーションにつけていくのも良かった。演劇って感じ。見た目にはわからないけど、内側から静かに壊れて行く人間を見るのはすごくこわいけど、興味も湧く。3時間25分(内休憩15分)の長すぎる公演でも苦じゃないってやっぱりすごいな。
2018/06
「DAY ZERO」
国から出征命令を受けた三人の男たちが、出立までのたった三週間に何をするのか・できるのか。親友というには呪いが強すぎる。この三人をなんて表現したら良いんだろう、と思うとやっぱりお互いがヒーローになっちゃうかな。罪悪感で繋がる関係をそう表現するのは釈なんだけど。
赤紙もらって最初の一週間って精神的ショックはあっても、行動自体は普通に日常を送ってて、二週間目に義務とか今後を考えて焦り始めて、結局まともに満足できるのはある程度腹括った最後の数日くらいだと思う。
今作品も特別めちゃくちゃ大きい事件が起きるわけじゃなくて、ただゆっくりと日常が奪われていくだけ。でも、焦ってできることって大したことない。現在未来でどれだけいいことしても過去の傷って消えてくれないし、背負っていきていくしかないし。ジョージはダメな男だから大切なことに気付くのに時間がかかるんだけど、最後はちゃんと自分に向き合えたから良かったよね。ジョージは大概のことは逃げてきたけど、弁護士になるための努力もできるし、モリーにも向き合い続けてたから、前を向くために必要な条件は揃ってたんだと思う。モリーの愛情がなかったらただのダメ男だよねえ笑 話絞ってゆっくり丁寧に作ってるな〜。
音楽は中村康彦さんのギター生演奏なんだけど、タイミングとか間が本当に心地よくて。舞台での演奏慣れしてるんだろうなあ。役者の息づかいに合わせてすっと入ってくるのがめちゃくちゃ良かった〜!昔ダンス好きだったよなってシーンで、福ちゃんが踊るとうますぎてちょっと笑っちゃうよね。
*1:正直そのシーン聞き取れなかった