愛してやまない

観劇ログ、はじめました。

中丸君の楽しい時間4

 中丸雄一ソロアクト「中丸君の楽しい時間4」拝見しました。前回の公演ですっかり”楽しい時間中毒”にされてしまったので、今年も無事に開催されて本当に嬉しい。流れてくるレポにすらメロメロになってしまう一か月間、めちゃくちゃ楽しかったな。
 
 中丸くんも、中丸くんの作るものもすき。仕込みネタ全部知りたいからフル解説コメンタリーほしい。
 配信も全部拝見したので記憶が混ざってる可能性があります。以下、こじらせ感想とネタバレです。現地レポは大阪9/7夜公演分。

楽しい時間コンテンツ

 スクリーンに流れる劇場内監視カメラ映像。開演時間になると画面が切り替わり、もう本番始まりますよ!と急かすマネージャーと、ごねる中丸くんの楽屋風景から始まる。
 
 大阪公演は開始映像にマネージャーの声が入ってなくて、中丸くんが一人で「急かさないでよ!」「わかったから大きい声出さないでよ!」とか言ってた*1んですが、妙な異様さがあって好きだったなあ。
 この時点では中丸くんにだけ影の声が聞こえているのか、本当にマネージャーが存在してるのかわからなくて、ちょっとこわいなって思ったんですよね。なんとなくそれが4に怯える中丸くんの恐怖心とリンクしてる気がして。わからないってそれだけで怖いじゃないですか?
 
 配信ではマネージャーさんの声入ってたので、修正は東京公演からかな。台詞入ってるほうが状況が掴みやすいので、スムーズに物語に入っていけますね。

OP&HBB

 待ってました!な恒例のHBBに、コンテンツを押さえたお洒落OPのターン。HBB終盤の"1・2・3!シーッ……"って一度落とすところがすき。4と音かけてるところです。千秋楽では隙間にファイナルって言ってくれるし、HBBに日替わりネタ仕込んでくる福利厚生、本当に手厚い。

 着脱拳の元ネタだけわからなかった。映画かゲームのオマージュ?ストファイ、カンフー映画あたりで調べてみたんですけど辿り着けなかったなあ。
 
 NirvanaNevermindすきだからオマージュ嬉しい。泳ぐ赤ちゃんの前にお金吊るされてる意味深ジャケットなんですけど、デスストも赤ん坊が出てくるので関連したりするのかな。考えすぎですか?

YouTubeパロディ: Good Night Routine

 YouTubeでよく見るルーティン動画。楽しい時間3が朝の習慣ネタだったからか、今回は夜編です。
 リアルタイムで演じる日常部分・解説ナレーション・テロップ映像\ナイトルーティンッ!/ の同時進行。中丸くん、本当にYouTuberになりたいんだなとしみじみ感じますね。
 

20時。稽古から帰宅。
【家を特定されないように気を付けて帰る 】
「ただいま~、おかえり」(一人で受け答え)
一人暮らしでもつい言っちゃいますよね。虚しさはあります。
【コレクサを使い慣れてきた】
「コレクサ、しりとりしよう!」
何を言っても、4にまつわるものばかり返してくる不吉なコレクサにキレる中丸くん。
【コレクサとたまにもめる】
帰宅後はまず手洗い、うがい。
ハンドソープは薬用、泡タイプ、はちみつの香りの三種類を使い分け。最近は泡タイプを多用。
【うがいは高音でやる方が殺菌効果が高いと思っている】
筋トレは毎日少しだけやります。最近は懸垂器を使うことが多いですね*2
「ロケットパーンチ!ってやったら上田くん倒せるんじゃね?!…………無理だな……やめよう。返り討ちにされる」
【一人暮らしが長いと変な独り言が多い】
宅配開封AmazonならぬYucchizonが2箱*3
勢いで通販しちゃうから、正直何を頼んだのか覚えてない。
「さーて、過去の俺は一体何を買ったんだい?」
オフホワイトと思って買ったのに、届いたのは純白のパジャマ。こんなの30代後半が着たら嫌われる、とぼやく中丸くん。
【ネットは思っていた色と誤差がある】
二つ目の箱に入っていたのは真っ青なスカジャン。
「俺、これ買ったかなあ?」
【たまに覚えのないものも届く】
お菓子を食べながら、録画した出演番組のチェック。
【ふ菓子にハマッている】
「なんかすげー良いコメントする人いるじゃん!これ誰だ?俺だ〜!」(シューイチを見ながら)
【自信を保つために、自分を褒めることを怠らない】
「やっぱタメ旅おもしろいよな〜!なんか過小評価されてる感じするもんな〜!」
【自分の関わることに対しては、全体的に甘め】
「おいおい!あんなに山登り長時間撮っといてほぼほぼカットかよお〜!そのたっぷり撮ってシュッと編集するスタイル?よくないと思うなあ!」
【編集にやたらと難癖をつける】
「この後一体、どうなる?!(cv.立木文彦風)」
【ナレーションの真似をしたがる】
購入品紹介
赤ちゃんから大人まで使える無添加ワセリンリップ。おすすめです。
【ついに憧れのシーリングファンライトを購入】
略して"シーファンちゃん"って呼んじゃってますね。
メールチェック。今後のスケジュールを確認。
「舞台前なのにマネージャー仕事詰めすぎだよ〜!」
[中丸くん: バランスのとれた良いスケジュールです。ありがとうございます](即レス)
[吉田さん: 誕生日プレゼントにスカジャン送っときました!中丸さんのおみくじひいたら今年一年は青がいいらしいんで、青にしました]
「こんな青のスカジャン誰が着るんだよ〜!というか他人のおみくじ勝手に引くか〜?」 [中丸くん:もう着てます]
【すべてを穏便に済ませようとする】
YouTube見ないと寝られない体質になっちゃいましたね。
【CMは目をそらして時が過ぎるのを待つ*4
都市伝説系のYouTubeチャンネルをよく見ますね。
【しかし秒で寝落ちする】
むにゃむにゃ言いながら、ナイトルーティン紹介終了。暗転。

 洗えるマスク!超中丸!のCMを挟んで、都市伝説YouTuberな中丸くんの動画。"世界各国で避けられている様々な数字、通称:忌み数があるよ"という内容。高頻度なカット編集されてるところがリアル!

家事ヤロウ!!!パロディ: 家事ュアル!

 ナマケモノ系男子を集めて、巷で流行ってる家事を紹介!という番組。そんなジャンル聞いたことないよ!とクレームを入れる中丸くんに「では確認してみましょう」と、加工でナマケモノに寄せられた検証写真が出てくる。大阪公演では、完全にナマケモノの顔ハメ合成した写真も天丼で出てましたが、配信公演ではカット。
 

ガチ家事72時 (ダレカレカマワズ明実)
アイロンで作るフルーツサンド
ゴレンジャードライヤー
合格メシ (田中三郎)
あつあつ味噌ラーメン
バズサーチ
ワサビ・タバスコ・からしを混ぜると本当に辛くないのか検証

S-1 GRAND PRIX

 令和のブラホック王・中丸雄一のイキリVTRから始まるS-1グランプリ。「上半身やったら下半身もでしょ」ということで、今回は五体のマネキンにストッキングを穿かせて脱がす速さを競います。
 
 この競技フリVTRのチャラ丸さん(ピアス付き)*5 最高でしたね〜!大会前にチャラ男が意気込みを語る映像なんですが、まめに編集アップデート入る。
 大阪ではニュアンスですが「KAT-TUNメンバーからは?『なんかお前変なことやってんな』って言われましたけど。こっちからしたらちょっと意味わかんないっすね」だったような。
 
 観劇公演では58秒。パーソナルベスト54秒を破れず、残念でしたね。敗因は「体力がなかった」こと。
 こういうコンテンツは上達して、謎に競技性高まってからの方が断然おもしろいですね。千秋楽配信で28秒叩き出した時の熱狂と達成感……!感動すらある。
 私は中丸くんの綺麗な指先も好きなので、ぱちん!感があるものも見たくなっちゃうな。留める外す剥がすとか、そういう細かい手先の作業を求めてしまうところがありますね。 
 
 転換映像は、マジシャン中丸の一分マジックショー!単純計算だけど、計算間違いした人に対してしっかり寝ようね!って言ってくれるあたり、中丸くんへの好きが募る。

KAT-TUN REMIXアルバム製作

Real Face South JAPAN Ver

 つまりMIMIGARはずるくないですか?

GO AHEAD GRAND PRIX Ver

 曲始まる前にしれっとグループ名言い間違いを入れてくるあたりが小憎いですよね。

SIGNAL LIMITED Ver

 モスキート音で30歳以上は聞こえないことに小さく傷つく中丸くん(37)。

Fly like a ROCKET feat. Hyphen Ver Ⅱ

 もうホストっぽいイメージからは脱却したKAT-TUN。今までの積み上げてきたものを大事にする中丸くん*6。酒とジャニーズの掛け合わせはシビア。酒!じゃなくてお酒ならまだ良い。
 
 CLUB KAT-TUNへようこそ!からの萌えシャンドン!オイ!のインパクト強すぎて、普通に原曲聞いてもシャンパンコールが脳内再生されてしまうようになってしまった。

ハロハロ DANCE Ver

 着ぐるみエクササイズ。まるでHand Clap。途中で普通に体力切れで脱落するコアラくん。
 

中丸ソロ曲(仮)

 こんなの全曲使えないよ!とキレる中丸くんに、「そう言われると思って舞台用のソロ曲作ってきた」という鈴木さん。「いやそれは嬉しいですね……聞かせてよ!」とそわそわ喜ぶ中丸くんの顔が「僕は4が嫌~い」というふざけた曲のせいで急激に曇っていくの、展開わかってても笑えますね。
 
 そもそも"そう言われると思ってる"鈴木さんに問題あるんですが、ソロ新曲に目眩んでそこに言及しない中丸くん、進行のためとは言えチョロくないですか?

NAKAMARU STRANDING (質疑応答)

 おなじみの大塚明夫さんナレーションによるデスストパロ。紺色のツナギ着てる中丸くんめちゃすきだな。ドリームキャッチャーぶら下がってるのが可愛い。
「みんなの心構えができる前にはじめよう」って台詞、オタクのことをよくわかってて笑ってしまう。待たれても心構えなんて全然できないんですけどね。

1人目:大阪観光しましたか?

「質問ない……いきなり言っても困りますよね。誰のファンなんですか。中丸くんがすき。普通に嬉しいですね。ありがとうございます。
 
 大阪に来てどこかに行きましたか。(食い気味で)行ってないですね。(主催の)グローブ座さんが非常に感染症対策をしっかりしてくださっているんですね。関わるスタッフさんの数も少なくしたりして。
 たとえば(舞台期間中の)ご飯なんかも、普段はケータリングを頂いていて……これ言うとクレームみたいに聞こえるかもしれないんですが、(今回は)冷たい米なんかを食べています。こんな時だから改めて学んだことなんですけど、やっぱり米は温かい方がおいしいですね」

2人目:前髪について

(質問者抽選に当たって、やばい〜!とはしゃぐお客さん)
「あ、僕も今そう思ってます。お友達ときたんですか?……あの〜、早く質問言ってくれないと次の進行に進まないんですよ。
 
 なんで前髪センターわけなんですか。なんでってことは悪い意味ですか……?それほど髪の毛に頓着がないのでずっと同じ髪型だったんですが、ちょっと変えてみようかなと。あとは真ん中分けは運が良くなると聞いて」

3人目:作詞について

「今日はご家族でお越しですか?お母さんが(中丸くんの)ファン。ちなみに娘さんは……あ、亀梨くん。あ、空気読んでいただいてありがとうございます。
 
 作詞はどんなふうに考えてますか。最近は共同で作ることが多いんですよね。いくつか理由はあるんですが、一人で作ることによる(パターン固定の)マンネリ化を避けるため。よく使う単語(手ぐせで使ってしまう語彙)をかえたり、まあこれもマンネリ防止のひとつか。
 あとは「好き」ってそのままいうの恥ずかしいじゃないですか?だからどっちが書いたかバレないように、共作にしているところもあります。『あ、そこ俺が書いたんじゃないんで』みたいな。
 
 基本的にJpopはめちゃくちゃ応援するか、恋愛を歌うかの二択であることが多いと個人的には思っていて。アイドルである以上、恋愛の歌が多いんですよ。なので、どうせならと思って、ちょっと歪んだものを書くようにはしてますね」
 
 この回答を引き出してくれた質問者さん天才すぎて……本当にありがとうございます。あえて歪んだものを提供してくれるアイドル中丸雄一、凡庸な言葉では言い表せないほど底なしの魅力がありますね。

繋ぎの4人目

「イヤホンがね〜、(環境調整が)難しいんですよ。自分のやつじゃなくて、もらったやつ使ってくださいね。そうじゃないとうまく調整できないみたいで。……ここ絶対時間かかるんだよな〜。繋ぎに渾身のツーステップでもしますか……」
 といいながら、真顔でゆるゆるツーステップする中丸くん。シュール。
 
 本来質疑応答は3人でおしまいなんですが、音周りの調整のため、もう少し時間繋ぎをすることに。
「どうしよう。四人目?質問いきますか。イヤホン調整うまくいったら途中でぶったぎります。スタッフさんいけます?あいてないかな………………シカトですか?*7
 
 四人目の方の質問内容忘れてしまったんですが、ちょうど環境設定が終わって短めに切り上げてくれる敏腕質問者さんと、それに対する中丸くんの謝辞が良かったです。

バイノーラルマイクでアフレコ

 ASMRネタでとんでもない飛び道具出してきましたね。バイノーラルマイク*8という新しいおもちゃを使って中丸くんが楽しく遊ぶコーナーなんですが、もう音響テストだけで、客席が声にならない阿鼻叫喚の渦に!
 このマイクは音を立体的に撮る特殊な構造なので、イヤホン越しなのにまるで近くにいるような距離感や臨場感があるというか。空気の質感そのものが鼓膜に入ってくるような生っぽさがある。つまり、録音しているマイクと中丸くんの実際の距離を、耳元にそのまま感じるんですよね。リアルな感触が伝わるんですよ!本当に!
 
 中丸くんが両手でマイク塞いだ時なんて、興奮で変な汗かいちゃった。本当に両手で耳を塞がれてるようなくぐもった音、ほんの少し圧迫されるような空気の圧。イヤホンで直接自分の鼓膜へと流し込まれる、感触。
 そこに体温なんてないはずなのに、思わず錯覚しそうなくらいリアルな感覚で。耳から全身へ、ぞわぞわが駆け抜けるの。なんか、ほんとうに、ときめきすぎて心臓破裂しそうでした。座席でへなへなになっちゃって、情けなくも背中からずり落ちる始末。とんでもない破壊力。底なしにめろめろです。
 さらに毎公演、質疑応答で質問者さんから言って欲しいセリフを募集するんですが「今日も、お仕事お疲れ様」と耳元で吹き込まれて、でろっでろに顔とろけました。なんかもう、ほんとうにだめです。いけない。思い出すだけでしにそう。ぶわっと体温上がってクラクラになる。すごい魔法にかけられてしまった。こんなの聞き続けたらきっとだめ人間になってしまう。
 
 お客さんの声にならない悲鳴で遊んだ後(笑)は、映像を見ながらアテレコ。宅配ピザ、宇宙人、面接、会議の四本。
 回るカメラアングルが特徴的な会議の映像で、声の距離感を変えるために、中丸くん本人がタイミング合わせながらマイクの周りをまわってアフレコしてたのがシュールですきだったな。あんなに良いマイク使ってるのに、やってることが一人アナログ運動会っておもしろすぎる。才能と技術の無駄遣い!良い〜!

影絵パート

 抜け出してしまった影を追いかけて泥仕合追いかけっこレース。視点変更とかタイミング合わせとか普通に難しいことさらっとやってて痺れる~!中丸くんの異常にうまいマイムすきだな。あと"ふ菓子を投げるなマトリックス"(で合ってるのかな)。電脳世界って惹かれる。
 配信見た時に改めて思ったんですけど、グローブ座の裏で拾ったストッキングをポケットにしまうの、普通に考えておかしい。
 
 大きい影に踏みつけられそうになりながらよじ登って戦う、通称"精神と時の部屋パート"。ワンダと巨像みたいで好きだったな~!泣く泣くカットされたのが残念。配信特典のゲネプロ映像見せてくれたところです。
 この大きい自分をよじ登っていく様子が、この後の影をストッキングやハンカチに登らせるシーンを彷彿とさせるところがあって。全部見終わってから「どの視点から見るかで印象が変わる」って言葉を聞くと、こういう大小・本体と影の関係性も、視点によっては変わってくるんじゃないか?なんて深みにハマっていきますね。
 あと、こういう時に完全に物理的な殴り合いで解決しようとする中丸くん、なんか好きなんですよね。
 
 スプリットスクリーンでひと悶着。影が照明を壊して、MOTHER2パロのドット絵ワールドに。聞こえてくるのはYoutubeの忌み数動画。影が何かを伝えようとしている。また意識が落ちていく。

深海タイムアタックシューティング

 夢か!?と飛び起きる中丸くん。夢うつつに聞こえてきた「4が不吉な数字だからと言って気にしすぎる必要はない」旨の言葉を反芻しながらも「でもなあ……」と弱気になった瞬間、深海に落ちていってタイトル映像!この演出、ほんと!すき!ここでタイトル出すのは天才の所業。潜水服にトランスフォームして深海タイムアタック開始です。
 
 潜水パート序盤の巻き戻し演出!これも本当に好き!きゅるきゅる……って感じの音も、その瞬間だけ無機質になって、また始まるところも。SFコメディ好きとしてはたまらないポイントですね。楽しい時間は特に映像もすごいので、よりSF感が増しながら、同時に生感も存在して。その奇妙なズレが心地いいというか、おもしろいんですよ。不明瞭な境目に落ちていくみたいで。
 深海魚に食べられて一度目のゲームオーバー。戦闘開始時点からやり直しっていうRPGにありがちな時間軸移動も心くすぐられる。このへんの音響もイヤホン左右チャンネルうろうろして楽しかったな~。
 
 吉田のスカジャンを影に惨殺され*9、怒りに震える中丸くん。コレクサによりシーファンちゃんを召喚、影の追跡を開始。
 四角いネオンサインをボードに見立てて動かし、中丸くんが重心低めにバランスをとるマイムをすると、本当に時空スリップ的なボードに見える。ここのハラハラ展開BGM好きなんですよ〜。ラスボスっぽい音楽で、テンションあがりますよね。
 
 これも個人的な趣向なんですが、中丸くんが四肢爆散して元に戻る再生シーンがめっっっちゃくちゃに好きなんですよ。普通バラバラになったら悲しいんですけど、すぐ復元するからコメディやアクションとして楽しめるのが好き。赤塚不二夫先生作品みたいな、見ててもこっちが痛くない暴力って言えば伝わるのかなあ。現象としてのおもしろい!だけ純粋に摂取できるので。楽しい。すきですね。シューティングゲームの残基システムの物理再現したらこういうことになるのかな。なんなら今回、二回も爆散してくれますからね。二回はなかなかない。

絶対に現地で見たいレーザーとダンスED

 てっきり大爆発エンドかと思いきや、ここからダンスパート本番って中丸くんどれだけ構成うまいのかと!まあ、中丸くん監修の変態レーザー演出見ないととても帰れないんですけどね。あとシールド!もすきだったな。
 
 このラストのレーザー映像照明はもう劇場で見ると迫力段違いなので、配信もお手軽でいいけどやっぱり現地が恋しくなる。本当に綺麗で、圧巻。思い出したらまた行きたくなっちゃうな〜!
 中丸くんのダンスとレーザーは本当に信頼しかないですね。鉄壁クオリティのパフォーマンスが保証されてるので何度でも見たい。
  
 影と和解し、最後はサム・ナカマルの名言で締め。4は不吉な数字と言われているけれど、四つ葉のクローバーは幸運の象徴。悪い面ばかりに気を取られないで、こんな世界だけど前向きにね!考え方で世界は変わるよ!な感じだと解釈しました。

EDテーマソング

 エンディングテーマはChange your mind。映像で中丸君の楽しい時間初演から順番に振り返りつつ、メイキング・バクステ映像も。
 初見時、このED映像だけで"ハロハロのコアラの中身=田中三郎"の種明かしするのはさすがに細部こだわりすぎでは?!って思ってたんですけど、泣く泣くカットした部分だと教えてくれた特典スペシャトーク配信、嬉しかったですね~。そういう裏話もっと聞きたい。削ったネタももっと見てみたいなあ。

カーテンコール挨拶レポ(2020/09/07夜)

「見にきてくださるみなさんのおかげで、こうやって連続でできています。今までお越しくださった方も、今回来てくださった方も、皆様ありがとうございます。
 という建前はおいといて……あ、(お客様の存在がありがたいと)本当に思ってるんですよ!(建前というよりは)今からくだけた話をしますという意味です」
 
 中丸くんの挨拶の時もライン撮りを会場のイヤホンにつなげてくれてた(はず)ので、挨拶の間中もずっとイヤホンしてました。スタッフさんありがとうございます。

全体尺の話

「だらだらやってても好きな人もいれば、『今回も良かったけど、ちょっとここが……』なんて人もいるわけです。だから(塩梅が)難しいですね。自分では好きなようにやってるんですが。
 
 本当は全体尺を90分に収めないといけないんですけど、どうしても作っていくうちにやりたいことが増えていくんですよね。大阪では実質2時間くらいやってると思うんですが、もうそのレベルになるとどれを削るとかいう問題じゃなくてですね……。まあ削れないですよね。
 だから、大阪公演は完成版をお見せしているということになりますね。大阪が終わったら一週間くらい空くのでおそらく大修正会があると思います」

映像とゲームの話

「影との(アクション)シーンで、一部ゲーム画面に入るところがあるんですけど、あれもかなりこだわって作っていて。……もう皆さん(どのシーンか)忘れてますかね。蚊になって飛んだりしてるところです。
 あれ、何のパロディだかわかりますか?僕の大好きなMOTHER2というゲームのパロディなんですが。この反応を見ると刺さってないですね。
 
 実は僕のweb連載の締めの言葉「ガチャン、ツーツーツー」というのもこのゲームから影響されてるんです。すごくいいゲームなんですよ。簡単に言うと、ネスという少年が世界を救うお話なんですが。まだ少年だから冒険途中、ホームシックみたいな感じで、親に電話をかけるんですね。当時はまだスマホとかじゃないから、電話の終わり方がこれ(ガチャン、ツーツーツー)なんです。今の若い子にはもう通じないらしいんですけどね。
 
 あ、(まだ)ゲームの話していいんですか?最近自粛でゲームの話を誰にもしてないんで、僕は楽しいんですけど。\(大拍手!)/
 
 僕、ゲーム好きなんですよ。こういう舞台をやりたいと思ったのもゲームの影響で。MOTHER2とか、メタルギアソリッドとか。ああいうのって、一人のすごい人が考えたアイデアを、一生懸命みんなで形にするんですよ。それを子供ながらにすごいなあと思っていて。
 僕はメタルギアソリッドを作った小島秀夫さんと、ご飯ご一緒させてもらったりもするんですが、ああいう人って本当に頭が柔らかい。頭も良い。
 その小島さんが「僕たちは恵まれていた」っておっしゃるんですよ。小島さんの時代はゲーム黎明期で、何もなかったからこそいろんなことができたと。逆に今はヒット作や、すでに確立されたジャンルがあるので、若手クリエイターは(新しいことを提案しても)「王道じゃないから」とやらせてもらえないこともあるそうです。だから、大変なんだと聞きました。
 だから、僕は(型にはまらないことや、好きなようにものを作ることができる)こういう舞台ができることを、大事だと思っているんですよ(的なニュアンス)。
 
 自分語りいっぱいしちゃって恥ずかしいですね。気付いてもらえないかもしれないけど、いっぱいこだわって作ってるよってことです」

舞台セットのこだわりポイント

「舞台セットの話もしますね。スタッフさんがこだわってくださってるんですけど、両脇の4(の光るモニュメント的なセット)のところ、数字の1〜9までが隠されてるんです。
 あ、この感じだと皆さん気付いてなかったんですね。これから見る人はそういうところも見てください」

感想まとめ

 カテコ挨拶であの〜って言い淀むときに、中丸くんの指先が何かを探るように滑らかに動くのがとても美しく、それなのに言葉は滞るアンバランスさがいとしい。フィンガーウェーブみたいな動き。
 
 中丸くんが一人で喋ってるの延々聞いていられるんですよね。楽しい時間といえば中丸くんのアフタートーク(カーテンコール)込みだと思ってるので、今後もいっぱい喋ってほしい。配信日の酸素カプセルの話も楽しかったなあ。
 内容の鋭利さ(笑)もなんだかんだ好きなんですが、中丸くんが話す時の言葉尻が優しいところと、できるだけわかりやすくお伝えするけれど判断はそっちに委ねますよ。みたいなところも好きなんですよね。ある意味でお客さんへの信頼だったりするのかな。また中丸くんのお話が聞きたくなる。そういう魅力がありますよね。
 
 今回、配信も生配信も両方めちゃくちゃ楽しくて。現場+配信のシステムをぜひとも続けてほしいな。私は具体的な名前ばんばん出しながらあけすけにお話ししてくれる中丸くんがすきなので、できる限り劇場に入りたいんですけど、チケット運に左右されず見れる機会が増やせるのはとてもありがたいので。
 スペシャトークで裏話聞けるのも嬉しいし、そういう機会がもっと増えてほしいな。

中丸くんの制作物がすきだという話

 中丸くんの舞台は何気ないコントのやりとりや小道具が、しれっと後半のアクションやダンスシーンに出てくるところが伏線って感じで好き。ふ菓子、フルーツサンド、ゴレンジャードライヤー、シーリングファン、潜水服。劇中で触れられるネタに無駄がない。
  
 MOTHER2パロの話もそうなんだけど、中丸くんのクリエイションへの姿勢というか、凝り性なところがすごくすきで。すきなもの&今興味のあるものに、すきなだけ没頭している中丸くんって本当に本当にめちゃくちゃ魅力的なんですよ。唯一無二な個の世界。中丸くんのおもしろいと思うものをいろんな大人たちと一緒に実現していく。まさに中丸くんの話してくれたゲームクリエイションと同じプロセス。
 ゲームの話すっごく聞きたかったから食い気味で拍手して続きを唆してしまったんですが笑、中丸くんの制作を覗き見れて嬉しかったですね。

楽しむ、を許されること

 なんかねえ、舞台を見てて、とても日常だなって思ったんですよ。笑っていいんだ。楽しんでいいんだ。みたいな、許しを得た気がしたんですよね。これは本当に個人的な感情になってしまうんですが。
 感染症対策で劇場キャパ半分。観劇にはマスク必須。追跡システムの登録をお願いします。開演前でもご友人とのおしゃべりはご遠慮ください、その他諸々。このご時世に最大限の努力も協力もするけれど、柔らかな抑圧はちょっと息苦しい。
 何かに怯える毎日を送っているうちに、過度に気を張っているというか、楽しむことへの後ろめたさみたいなものまで感じていたんだと思う。知らず知らず。
 
 だけど、今までみたいに劇場に来て、好きなもの見て、笑って、楽しんで。それでもいいんだなって。客席で存分に、なかまるくんがすきだ〜!って気持ちを噛み締めてた。なかまるくんに許された日だなあって思ったんですよ。ほんのちょっと日常の感覚を取り戻せたような、そんな気がして。なんか嬉しかったな。

私生活に溶け込む楽しい時間

 中丸くんの舞台って、すごく自然で、私生活にするっと忍び込んでくるんですよね。日常の延長というか、拡張現実みたいだなって思ったりする。
 手洗い、うがいする時。ネット広告。テレビ番組のポーズをうっかり真似しちゃった時にも、楽しい時間で見たやつだ!とか思っちゃう笑。なんなら、いまだに机にスマホ置く時に3のあるある集を思い出したりもしてるんですけど。
 私の生活のそこかしこに中丸くんがいるんですよ。こんな風にささやかな幸福が日常に自然と溶け込むこと、他にあるのかなあ。なかまるくんってすごいな〜。

中丸君の楽しい時間5が待ちきれない

 もう次回開催が決まっているそうで、本当に楽しみ。次は何してくれるんだろうってわくわくが止まらない。時間云々をベースに作りたいってお話をちらっと目にしたんですが、それはもうヨーロッパ企画サマータイムマシン・ブルースが好きな人間としてはとっても期待感高まりますね。早く見たい!
 
 その前にKAT-TUN15周年のお祭りでどんちゃん騒ぎしたいところですが、"中丸君の楽しい時間"は何度でも行きたい舞台シリーズの一つなのでどちらも存分に楽しみたいですね。中丸くんもスタッフさんもよろしくお願いします!千秋楽配信が恒常になるとなお嬉しいです!*10
 
 

*1:と記憶しているのですが、違ってたらすいません

*2:へなちょこ懸垂ネタにしてるのに、千秋楽配信では普通に全力懸垂してくれる中丸くんのサービス精神、めちゃくちゃアイドルじゃないですか?

*3:配達員サム・ナカマルが届けてくれたカナダ経由・東京着の配達物なので箱がぼろぼろという伏線。

*4:ここのしら〜っとしてる中丸くんめちゃくちゃ好きなんですよね。

*5:例に漏れず、私もピアス萌え層です。

*6:私もよその人から「中丸くんって全然オラオラしてない爽やかお兄さんだよね!」って言われた時は微笑んでますね。やっぱりパブリックイメージ、大事なんで。

*7:真顔でシカトですか?っていう中丸くん、こわすぎてちょうすきでしたね。

*8:ダミーヘッドマイクのイヤホン型。

*9:前回もペット殺されてたな。

*10:千秋楽までくると中丸くんが思う"楽しい時間の究極完成系"になってると思うんですよね。チケットなかなかとれないけど、完パケの楽しい時間はぜひともこの目で見たいワガママ。偉い人!ご検討の方を!よろしくお願いします!の気持ちです。