愛してやまない

観劇ログ、はじめました。

観劇ログ(2019)

個別記事にしなかった観劇ログのまとめ。

 

2019/04

「空ばかり見ていた」

 台詞がまどろっこしいんですが、喋れども喋れども重箱の隅つっつく腰折れ天丼でなかなか核心に行き着かないの、岩松さん脚本こんなんだったっけなって思った。序盤で一度脱落してしまったので、置いてかれちゃった……。設定が道理に合ってないから、頭が混乱したな。
 
 内乱中に生保売るってどんな神経や。時間軸と人の生死が入り混じってて、噛み合わなさが狂気。勝地くんってああいう役やらせるとめちゃくちゃ怖いし、人間不信になってしまう。もう何言っても本質が見えてこないんだもの。結局全員しんでんのかな。しんだよな。しんでないとおかしいもんな〜。ロウソクの火も生きてることを疑ってない間しかつかなかったし。
 
 河口が言った、書いたことはすべて本当のことに思えるのに、そこに存在してるはずの自分が乖離していく感覚は、なんかわかるかもしんない。感情の理由づけとか、不確かなところをつきつめていくとますますわからなくなるし、幸せだってなんだって結局後付けなんだよな〜。転げ落ちたボタンが拾えないの、どんだけ時間を巻き戻しても事実は変わらないとか、そういうことなのかな。厳密には巻き戻したわけではないんだろうけど。床下這いつくばってとれねえよ!っていうのも、なんか、それしか見えないってこわいけど、幸せなのかもしれないなと思った。
 

2019/05

ARASHI Anniversary Tour 2019 "5×20" @札幌ドーム

 自担見るたびにべそべそに泣くタイプなので、良かった……しか言えないんですよね。

2019/06

日本総狂宴ステージ「KEREN」

 ニンジャスレイヤー的な?日本文化逆輸入〜的な感じ。映像はめちゃ綺麗。全体的に外人感ある、ぬめりのあるテクスチャ。スクリーンがかなり張り出すくらい大きくて画質も良かったし、ひじょうにぬるぬる動く。人を殺す殺陣ではなく、剣舞的というかショー的な動きだった。
 タップは良かったな。あれは体幹とリズム感がある人がやるもんだなって改めて思いましたね。たぶん私はひでぼーさんの振付が好きなんだと思う。プロダンサーばっかりだから一つ一つの動きが綺麗だったし、影絵とかすごかったな。
 箱から出てきてフライングするシーン、ジャニオタ的には推しで見たい。
 まあ、そんなに好きではなかったかな。ターゲットが観光客とかファミリー向けなのかな〜と思いました。

今月の宮下雄也Vol.51 in 大阪

 宮下くんの喋りほんますき。何年たってもその気持ちは変わらへんね。内容は口外禁止なんですが、深夜のトークイベントならではのアットホームかつ、自由な感じで本当に楽しかった。また行きたいな。

嵐のワクワク学校2019 ~時空をJUMP! すべてが愛おしくなる修学旅行~

 実は一度も当選したことなくて今回初登校だったんですけど、やっぱり嵐がすきってなるイベントでした。照明レーザーはあいかわらず綺麗だな〜。そして、めっちゃデンライナー思い出した。今回は涙ぐむくらいで終われて良かったです。

2019/08

LV「ジャニーズJr. 8・8祭り~東京ドームから始まる~」

 宇宙MADEのクレムンがべらぼうに良かった。もうそれだけでいいです。
 

悪い芝居「アイスとけるとヤバイ」

 人体冷凍保存に巻き込まれるギャルと奈良の話。毎度ながらシュール!コミカル!サブカル!全開って感じ。美術・音楽・衣装が悪かったことないんですが、今回ももちろん素敵でした。
 
 ギャルが理解不能すぎて、このわからないが程よく痛気持ちいい。悪い芝居に出てくるギャルは人間というより生き物なので。
 自分の遺伝子をアイスノンに詰めて保管してるヤバい拗らせ男が出てきて最高に好きだと思いましたね。タイトルそういうことなの?!って感じで最後に諸々繋がってくる。 
 コミカルに昇華してるだけでヤバい人間の集まり。でも最後には愛がある。ミュージカルじゃなくても、ライブ演劇をやる劇団はとてもすき。演出という大義。音に拘ってるの、すごくいい。本当は9時間の劇ですって劇中台詞あるけど、この尺で充分だな〜。あとやっぱり導入がうまくて引き込まれる。悪い芝居は毎度、題材がすきなんだよなあ。
 

関西凱旋公演「僕らAぇ!groupって言いますねん」

 コント舞台+アンコールでバンドのライブ形式。コントとして成立させつつ、各々の得意分野で単発企画出しつつ、アイドルっぽいこともするバランスの良さがとっても良かった。セルフ企画する若手俳優に覚えがあるタイプは、今すぐ関西ジャニーズJr.の個性豊かなユニット、Aぇ!groupを見てくれ〜!

 楽屋にいるAぇ!メンバーに、プロデューサーからお仕事の打診が舞い込む。企画からセルフで考えてねって言われたので、自分たちの個性とは?と試行錯誤するのがお話の主軸。
 結論は自分たちで出せなくて、横山Pからのお言葉で正解に気付き、自分たちらしくやっていきます!と再決意するんだけど、このお言葉がなかなかにグッときたなあ。良さって自分でわかっいたとしても、他人から言われるとより強い自信になるじゃないですか。自身を肯定されるからかな。
 全体的にまだ完成形ではないけど、ベクトルとかアピールポイントがはっきりしてて、普通に好きだし、楽しかった〜!次のツアーも行きたいなあ。まあそうそう当たらないんですけど。*1
 

2019/10

劇団☆新感線「いのうえ歌舞伎〈亞〉alternative『けむりの軍団』」

 今回は浪人やってる元天才軍師がトラブルに巻き込まれるお話。
 チャンバラ時代劇と映画並の映像をハイブリッド融合させつつ、舞台の形は崩さない。新感染イズムかつスッキリした結末で楽しかったあ〜!上演時間長くてもいらないところは映像とかでサクサク話進めてくれるから、これが成功してる劇団だなって納得する*2。何回見ても普通におもしろいもんね。
 
 早乙女太一の殺陣の美しさよ……。口下手だが剣も忠義も強い青年なのに、裏切られてどんどん鬼になっていくのが可哀想。そこがすき。
 須賀健太くんへの「子役のくせに!」という台詞はアドリブか筋通りかどっちなんだ?めちゃくちゃ笑った。須賀健太くん本当に良い役者だ。私の命でおさめてくれって身を挺して姫を庇うシーンがとても良かった。ほろりときた。あとコミカル合戦シーンかわいかったな〜。おじさんとおもしろ掛け合いやってるの。
 ラストシーンの紅葉に吹かれてさすらう古田新太の立ち姿がめちゃくちゃかっこいい〜……。おじさんが立ってるだけなのにね!生き様だよね。背中だけで説得させる男。

映画「JOKER」

 最高の宗教を感じた。小さな落胆の積み重ね。逆剥けが捲れるような痛みがずうっと続くような映画だった。最初から最後まで静かに泣いていた。めちゃくちゃ好き。

2019/11

ラヴズ・レイバーズ・ロスト-恋の骨折り損

 村井くん大山真志はご無沙汰、入野自由くんとめいめいは生で舞台見るの初めて*3なので、新鮮でした。
 シェイクスピア原作の、恋に馬鹿になる人たちのお話。器用な役者ばかりのキャスティング。男と女ってしょうもないことですれ違うよね!ほんと馬鹿だね〜!って感じのコメディ。時々限りなくキャッツに近い何かとか、すごく聞き覚えのある曲が始まる(笑)大山真志の腹太鼓に出会った瞬間の奇妙なデジャヴ感も笑った。なにもかもうまいのに、相変わらずやりきってくれる人だな〜。
 
 

*1:追加公演がプレイガイドでとれたのは本当にラッキーでした。

*2:いつもよりは時間短いはずなんですが。

*3:声優としてのみゆくんは確かSSAで見たことある