愛してやまない

観劇ログ、はじめました。

Winter Paradise 2019 ~ふゆパラ~ 宇宙Six公演

「Winter Paradise 2019 ~ふゆパラ~ 宇宙Six公演」拝見しました。ただただ楽しくて、めちゃくちゃ幸せだった。
 
 グローブ座で個人うちわ買うときに、スタッフさんが「山本さん、江田さん、松本さん、原さん」って一人一人名前言って確認してくれるだけで、じわ〜っと嬉しくなっちゃった。ただ名前呼んでもらっただけなのにね。

 

ざっくり所感

 れっきとしたキラキラのアイドルコンサート。だけど、演劇らしいテクニカルなパフォーマンスもできる。確かな技術にプラスアルファのエンターテインメント。
 宇宙Sixらしさってこれだなあって感じました。ふゆパラはサマパラ以上に、宇宙Sixの色を感じた。客席参加型のストーリー性のあるワンパッケージの作品。楽しくて幸せで大好きな空間でした。

私はこう感じたよ!レポ

 主観が強すぎるし、記憶の飛びもあるので、どうか話半分に聞いてください。

溢れ出るテーマパーク感

サンダーバード→Firebeat(Remix)→TAKE ME HIGHER→Rocket Spark

 最初「エイリアンのみんなー!」って不躾極まりない(笑)宇宙Sixからの呼びかけ*1で急に舞台はテーマパークになるんですよ。四人が出てきて、ステージに浮いてる4つの惑星を回収する。
 
 サンダーバード!最高にかっこいいダンス。アトラクションに乗って宇宙旅行してる気分になる。楽しくてワクワクするし、宇宙キター!って高まる!ロケスパまでの流れで、完全に私はディズニーランドにいました。

型破りな和パートがめちゃくちゃかっこいい

Vanilla→UNIVERSE

 そこから和装に早替え。扇を使った各ソロダンスパートから原くんの横笛!桃山ビートトライブ!こういうの見ると今までの仕事が繋がっているって感じて嬉しくなっちゃう。
 和傘で舞う艶やかなVanilla、曲もよければ踊りも良い。艶やかなんだけど、バク転してるし(してましたよね……?)、かっこいいんですよね。UNIVERSEの殺陣が予想外すぎて!新しい形を提案してくれて、なんか良かったな〜。
 
 扇と和傘・和服だけでも和パートだ!ってわかるんですけど、プラスで横笛モチーフが出ることで空気ががらっと切り替わって、おもしろかったな〜。和ロックって言えば良いのかな。和の中のジャンルを絞ってくれるというか、粋な型破り!って感じがした。桃山の舞台の印象があるからかな。この導入そのものが、型破りな殺陣UNIVERSEの布石にすら思えてくる。

江田剛ソロ: 祈り

 手を前に突き出す振付がすごくすきでした。その時にちょっとだけ首を傾けるのもすき。掴みそうで掴めない。え、なんかもう全部すき。今回のふゆパラのセトリで一番すきかもしれない。バックダンサーも良かった。えだりょが手繋ぐだけで悲鳴上がる客席……。このサビの振付山本さんって本当ですか?金一封です。
 江田くんってセクシーorかわいいに極振なんだと思ってたけど、こんなに切ない顔もするんだ……ってめちゃくちゃドキドキした。めちゃくちゃすき。天才。もう曲聞くだけで思い出してはわわってなる。

松本幸大ソロ: 花の舞う街

 お客さんのペンラ芸を光らせる歌。もうちょっとちゃんとペンラ頑張りたかった。反省。
 松本くんがこの曲歌うと、ハッピーエンドになる気がするんですよ。一緒に語った夢を本当にしようね。二人でこの先も並んで歩こうね、みたいな。前曲「祈り」の思いがここで成就した気がしてくる。松本幸大くんにはその"力"がある……。*2

結婚式パート

花言葉キミとのキセキ→One Love

 レッドカーペット敷かれたステージでこの3曲歌われたら、それはもう結婚式じゃないですか?マイクスタンドに白のレースワンピースがかけてあって、新婦に見立ててある。歌いながらメンバーが跪いてプロポーズっぽいことしたり。
 ワンピースをぎゅっと抱きしめる振付で、原くんの胸にすっぽりワンピースが収まってるのめちゃくちゃ良いなって思いました。リアコの権化。山本くんはぎゅっ!て感じ。山本くん、こういうのやる時結構照れますよね。

喜びの歌→Daybreaker

 喜びの歌で江田くんの嫁マイクスタンド強奪する山本くん。マイクと一緒にごろーんって床に寝転がって歌ってるから、江田くん、ええ〜!って笑ってた。山本くんの嫁を強奪することもなく、優しく?上手側にはけさせる江田くん。
 
「皆さんお待ちかね!Daybreakerの時間でーす!」
やっとできたね!原ちゃん!

MC

下記記事で。

えびゾーン

新曲: Make My Day

 新曲はえびの塚ちゃんが振り付けしてくれました!
原: みんなやまりょの振付でストレス溜まってるでしょ?(塚ちゃんのモノマネ)
 がクオリティ高すぎて笑った。
 
 すごく爽やか明るいキラキラソング!みんなで一列になって、前の人の服の裾ひらひら〜ってさせて飛んでるみたいにしてる振付がめっちゃかわいかった。C&Rもあります*3
 あと、原くんがおもちゃのマイク持ちながらみんなのマイクスタンドになって、先輩たちが原くんのおもちゃマイクに向かって歌うんだけど、えだりょがちょっと背伸び頑張っててかわいかったです。原くんもニッコニコ。松本くん顔がいい。
 
 全体的に爽やかで本当にかわいかったです!!!!!!塚ちゃん天才!!!!振付ありがとうございました!!!!!

InaZuma☆Venus

 原曲振付。山本亮太さんが指先ひらひら〜ってするの大好き芸人。Zやる時の体の動きがコンパクトなのも好き。

この辺りから冬ソングパート

原嘉孝ソロ: コバルトブルー

 原くんは宇宙Sixの宝だね。突然ミュージカルが始まり(ちゃんとしてる)、ゴリラの彼女(名前はトミコ)に笑うオチつき。
 表現力めちゃくちゃ上がってるし、ミュージカルがちゃんとミュージカルしててすごくかっこいいんだけど、ステージ上ではゴリラのぬいぐるみといい感じになってるから混乱する。最高だな。
 
 やーっとオレンジのペンラ振れる!っていうのが本当に嬉しかった。オレンジに光るペンライト持ってなかったから、今までの現場でずっと申し訳なくて。客席一面オレンジに染まった時の高揚感が忘れられない。

Sexy Summerに雪が降る

 花の舞う街が春だとして、ジューンブライドの結婚式から、冬ソングへの一年を通した流れだったりするのかな?と思ってたんですが、セクサマの季節がわからないので私の考えすぎかもしれない。セクゾ歌う宇宙って新鮮!

メリークリスマス

 サンタさんの格好した宇宙Sixが、原サンタからのプレゼントのタンバリンをもってキュートでポップに歌い踊ります。
 こんなマスコット人形が四人も並ぶことある?♪タンッタンッタンタンタンタンのリズムで、お尻でタンバリン叩いて、四人でぎゅぎゅっとミニマムに並んで座って、最後に一言メリークリスマスですよ……?心不全で倒れるわ。

山本亮太ソロ: Oh! my darling

 軽やかで新鮮。山田涼介くんの歌を選ぶんだっていうところも含めて、ちょっとだけ知らない人みたいに思った。
 でもご機嫌はいかが?って歌う山本くんは、めちゃくちゃキラキラアイドルだったし、だいすきだったな〜。なんかね、すごくかわいい。かわいくて、かわいくて、そして、かわいかったな……。語彙がやばいな。3人に助け起こされる山本くん、30ちゃいなんだよね。すぐ年齢のこと忘れるね。かわいいね。
 
 かわいいんだけど、一番強い印象としてはミュージカルだったな。全然違うんだけど、PZのロマンチックタイムを思い出してた。踊りの中でストーリーが進行していく。コミカルだけど、なんかちょっと泣きそうになったりもした。でも踊りはやっぱりすごくて。よくよく見たらかっこいい振付に思えるのに、曲の雰囲気に合って全体的にかわいく見えるの、なんでかな。不思議。
 
 昔の映像もすきだけど、最新の山本くん見てるのが一番好きだな〜って見るたびに思う。さらっとしたダンスとか、ジャズ系とかの、抜いて魅せるようなダンスで特に思うんですが、前は違う人を見ていた曲でも今は山本くんに惹かれていることが多くて。
 あとものすごーく個人的に、"無理してる君に寄り添うよ"系の優しい歌を歌う山本くんにべらぼうに弱いので、ハチャメチャ良いなって思いました。

大人パート

DIRTY, SEXY, NIGHT

 原くん含めた4人で見れるの嬉しい。原くんのこういうダンスシンプルにうまっ!てなるから好き。
 舞台奥の階段も使って高低差出しつつ、フォーメーションもあるから、KAT-TUNコンサートの時の階段の感じを思い出した。夜のブロードウェイショーとかナイトクラブって感じですごく良い。

〜Follow Me〜

 この振付めちゃくちゃかっこいいよなあ〜〜。大体江田くんに釘付けなんですけど、サビの跳躍、山本さんの対空時間長くてビビる。逆V字フォーメーションって舞台の奥行き感じるから良い。
 
 病室のカーテンみたいな、個別レールカーテン?の使い方がひええってなった。シャワーカーテンの個別版、キャスター付。
 カーテン越しに、揺らめく影だけが見えてる状態。それだけできゃ〜〜!って思ってたら、シャツの前ガン開きで出てくる。そんなんもうぎゃ〜〜ッ!!!ってなるやんか???
 
 その後、カーテン引きずり下ろしてシーツにするの。くるまって、抱きすくめて、シーツ越しの体を掌でつうっと撫であげて。シーツの隙間からちらっと肌が見えるたびに、これ見てていいの?大丈夫?ってドッキドキ。なのに目離せないし、離したくないし、生々しい色気に当てられちゃって。めちゃくちゃ自分の体温上がったのわかったもん。すごいな。
 
 客席中のお立ち台で互いにもたれかかって恍惚状態の推しを眺める時間。松本くんが江田くん撫でまわしたりとかしていたの、私の見間違いじゃないと思うんですが、一体何を見せられていたんだ?
 
 この曲かどうか忘れたんですが、江田くん目の前のファンがっつり堕としにいってませんでした?推しが顎のラインなぞったり、口元隠す仕草が最強に好きなので、おこぼれで見れてよかったなって思いました。堕とされた人ありがとうございます。*4

アイノオカゲ

 さっきまでの高温多湿・ピンク色の空気が一掃!今度はまるで「洗い立てのシーツです!」みたいな顔でシーツにくるまってきゃあきゃあしてるんですよね。温度差どうなってんの。同じもの持って同じもの着てる同じ人物のはずなんですけど……。演技派アイドル怖。でも、かわい……。

千年のLoveSong

 この曲かどうか忘れたんですが、下手で江田くんが口元にシーって人差し指立てたら、逆にきゃ〜〜!!!って黄色い悲鳴上がったの笑ったし、私も思わずきゃ〜〜!!!って言った。静かにできなかった。

Shine

 この曲見るたびに強くなるし、やっぱり何度聞いても特別だ。本編ラスト曲がShineってなんかグッとくる。宇宙Sixにとって、初めてが詰まった大切な曲じゃないですか。だから、これからを信じたくなる。
 

本編ラスト

 はじめに回収した惑星を最初の位置に戻してはけていくんですが、この宇宙旅行一周して帰っていく感じがまた良かった。ひと時の非日常を体験しました。
 

アンコール

Yes?No?→Make My Day(Reprise)

 原サンタからのプレゼント、オリジナル宇宙Tシャツを着て登場。
 
"俺たちの名前はなんだ? \宇宙Six!/"
の後で、山本くんが「もう一個、いつものやついい?」
"みんなは宇宙Sixのもの。宇宙Sixは? \みんなのものー!/"
のC&Rで終了でした!
 
「俺たちの名前はなんだ?」もいいけど「みんなは宇宙Sixのもの」も両方言いたいから、これからもどっちも言わせて欲しい。エンドルフィンどばどばになるので……。
 

感想

 踊り狂ってたサマパラに比べたら、ふゆパラは演出の印象が強かったなあ。ふゆパラ、踊ってないわけじゃないんですよ。なんなら、サマパラと遜色ないくらい踊ってると思う。歌もダンスもしつつ、宇宙Sixにしかできない魅せ方を見た、と思いました。
 
 終わってからも未だに多幸感がすごくて、もう今すぐにでもライブ追加公演全国ツアーしてほしい。来年もコンサートがあると信じていますが、キャパと日数は本当に増やしてくださいね!事務所の偉い人!
 
 本当にね、主演舞台大千秋楽の翌日だったり、舞台の東京公演と地方公演の隙間にコンサートやってたりする強硬スケジュールで、宇宙メンバーはいつコンサートの内容詰めたの?って思う(笑)それなのにこの高い満足度。しかも個々のお仕事の成果も確実に見える公演で、ますます宇宙Sixが好きになっちゃった!
 
 後半の曲がストレートな愛の歌が多くて、素直についてきて!って言われてるみたいでとても心強かった。お互い今年いろいろあったけど、とりあえずついていきます!って思った。スキルの高さは前から知っていたけども以前よりまとまりが出たというか、グループらしさが強く出た公演に思えたなあ。
 
 
 今回サマパラ以上に江田くんの演出について考察してみたので、思いついた通りにつらつら書いてみる。

江田くんの演出について

 江田くん演出って、嵐の松本潤くんに近いものを感じる。全体に大きなテーマやコンセプトを設定した上で、頭から結末に向けてひとかたまりの大きな流れを作っているという点で。ショーは本来、独立した芸の連鎖なので全体が繋がってなくても成立するんですけど、この二人に関しては特に繋ぎへのこだわりがありそうだなあと思うことがある。*5
 
 急な場面転換じゃなくて、自然に繋がっていくのが心地いい。ガラッと雰囲気を変える時もちゃんとキーがあって、ハッとする作りになってる。MC挟めば絶対に空気は変わるものだけど、ちゃんとパフォーマンスで魅せてくれるところ、めっちゃ好きだなと思いました。

演劇的な表現に思える。

 コンセプト、体力的な問題や全体の緩急はどんなエンタメでもあるものですが、江田くんはそこに"ストーリー性"も入れたい人なんじゃないかな、と思ったりする。その表現手段が、とても演劇的だなと私は思うんですよ。小道具と舞台装置の使い方がわかりやすいですよね。今回に関しては、惑星とカーテン。原くんの笛も。それから、不可視の使い方が特徴的。
 
 今回のふゆパラで言うと、ダンスなんて"見せてなんぼ"のステージで、カーテンを使って完全に姿を隠す。本人が出てきたと思ったら、そのカーテンをひっぱり落として、今度はシーツとして、色っぽさと純粋無垢の2種類の使い方で魅せる。
 見えないからこそ夢中になるし、ドキドキする。お客さんに想像させるのが本当に上手いなあ。一つのアイテムに対するアイデアの引き出しの数もすごいですよね。尊敬。

お客さんの存在。

 今回のふゆパラを見て強く感じたことなんですが、江田くんの演出には必ずお客さんの存在が必要なんだと思うんですよ。演者以外の、誰かが想像しないと完成しない作品。お客さんを含めて、ワンパッケージのコンサート。とってもとっても素敵な発想だ。
 
 後日Island TVで江田くんが「お客さんと一緒に作った感があった」って言ってくれたのも、こういうことなのかな?って思って、なんだか嬉しかったです。
 

*1:もう暫定ですらないエイリアンでいいです

*2:こじつけすいません

*3:島TVでは掛け声前のダンスの説明を「あいらぶゆー」って言ってたけど、歌詞があいらぶゆーという意味ではなかったと気付く。

*4:私の幻覚だったらすいません。

*5:特に最近の嵐のコンサートは起点と終点が結べるんじゃないかと。主観です。