愛してやまない

観劇ログ、はじめました。

Perfume 8th Tour 2020 'P Cubed in Dome'

 Perfume 8th Tour 2020 "P Cubed in Dome" 京セラドーム公演を拝見しました。
 SNSでのネタバレ禁止とのことなので、演出や詳細には言及せずに、感想とひとりごとだけ。

感想

 実は生で見るのは初めてなので、Perfumeが出てきた瞬間に、テレビからでてきたような気持ちになった。テレビで見てるPerfumeがそのまま目の前にいるので。
 チャーリーとチョコレート工場で、人間がテレビの中行き来するシーンあるじゃないですか?あんな感じ……。この表現伝わるのかな?本当にいるんだ〜みたいな。
 
 PerfumeもチームPerfumeも、ファンの人もとても素敵だなあ。とても愛を感じる。もともとPerfumeを見にきた理由が、好きな作家さんが、よく話題に出してたからなんですよね。ずっと気になってて。
 好きになるの、わかるなって感じだったな。パフォーマンスも素敵だけど、人としてもとてもかわいかった。

タイトルについて

 タイトルのPは"Perfume"はもちろんだけど、ブランドとしての“package”だし、その“performance”を歴代“play back”する“portfolio”でもあるのかな。
 
 後半は特に「さあ、これからどうする?」って感じの挑戦的な印象も受けて、一度作った*1Perfumeのブランドがまた再構築されていくスタート地点でもあるのかな〜なんて思ったりもしました。"public image"を壊す、的な。いろいろ意味詰まってそうだなあ。
 
 そもそもベストアルバム名の“cubed”って部分が、作品をぎゅぎゅっと箱詰めした状態のことを指しているのかなって思ってたんですよ。
 でも、作品として一度完結したけれど、それすらもう過去のこと。私たちはまだまだ未来を向いているよ、みたいなメッセージ性も含まれているような気がして。
 2020年って私が思っているより、いろんな人にとって重みのある年なのかもしれないなあ。

演出で余計なことをしないって素晴らしい

 映像に演出は入るんだけど、基本的にはあの広い会場でたった三人のPerfumeをどうお客さんに見せるのかってコンセプトがブレないから、見たいものがモニターにちゃんと抜かれてるんですよね。
 いくら空気感楽しむって言ったって、Perfume見にきたんだからダンス見たいじゃないですか。こういうこと!求めているのはこういうことなの!って気持ちになった笑。
 
 横一列に並んでるように見えてズレ作ってるから、サイドから見た時にも三人が見えるとか、そういうところも素敵だったな。メンバー同士が被って見えないみたいな瞬間がなくて。振付と演出の境界線ってなんなんだろう、とぼんやり考えていた。三人であることを、大切にしてくれてるんだろうな。

アートデザイン

 Perfumeのアートデザインの良さは色彩とかサイズバランスもだけど、フォント選びがそもそもずるいよね。あれ使ったら大体ネオ東京〜感出るもん。
 
 衣装もかわいくてね〜。シルエットの美しさは切り替えの数の多さだね。ウエストラインの詰め方だけで気が狂ってしまう。どんなポーズ、どんな動きしてもスタイリッシュなラインを保ってる魔法の形。本人の体の形に合わせて、ボリュームの足し算引き算がちゃーんと考えられてるから、どれも大満足。かわいいし、なにより似合ってる。

 衣装もセットも含めてコンセプトを感じる。生身って感じだなあ。セットリストが進むにつれていろんな変化があって楽しかったな。

感動した挨拶

 Perfume組んでからメンバーチェンジもなく、この3人でやってこれたことを奇跡だと思う。最後の挨拶で、かしゆかとのっちがそういうことを言ってたんですけど、本当にその通りだったな。思わず涙してしまったんですけどね。でもここで終わりじゃないね。
 
 三人の空気感がすっごくアットホームで、でも意外とファンに当たりが強かったりするのが逆に好きだったなあ。あんなにアーティスト側から友達感出してもらえることあるんですね笑。

まとめ

 演出内容箝口令がもどかしい。アンケートに書いたろ!と思ったら文字制限*2にひっかかって泣く泣く文字削ったんですよ。演出とかステージセットも、こういうコンセプトなのかなって思いながら見てたんですけどね。誰かと話したくなるコンサートだったなあ。
 
 

*1:それこそ、パッケージングした

*2:だって500字しか書かせてくれないんですよ!ひどくないですか?!